はじめての大腸内視鏡検査は下剤が辛かった

この記事を読まれている方は、近々大腸内視鏡検査をされる方だと思います。
私は先週、初体験しました。経験したことを書いてみますので、お役に立てれば幸いです。

人間ドックで便潜血で引っかかり、大腸検査をすることになりました。
定期的に通っている病院の医師に人間ドックの結果を見せたら、必ず大腸検査をするように言われました。私は実は私は実感が無かったので結果はスルーしてたのですが、医師に検査をするように強く言われたので渋々することにしたのです。

目次

まずは予約

まず、いろいろ検索したところ、初めての人は鎮静剤を使った方がラクと書いてありました。
鎮静剤とは麻酔とは違い、検査を苦痛なく受けるために使用する注射剤で、痛み止めの作用や眠くなる作用があるものだそうです。
寝てる間に検査するので、痛みを感じないとか。
知り合いの医師や看護師にも聞いたところ、やはり鎮静剤を使った方が寝てる間に終わるからいいよーと言われました。
注意事項として、鎮静剤を使った後は1時間くらいリカバリールームで休み、その日はクルマの運転は出来ないとのこと。

いつも行っている病院はクルマでないと行くのが大変だし、検査の前に下剤を使うから遠いのも恐いしで、電車で5分の駅から直結の、内視鏡クリニックにネットで予約を入れました。
予約といっても、いきなり検査をするのではなく、事前の問診と説明の予約です。

予約の日に憂鬱な気持ちでクリニックに行きましたが、明るい待合室で同じように検査を受けに来ているであろう何人もの「同志」を見て、いくらか気が落ち着きました。
血圧を測って医師に人間ドックの結果を見せて、既往歴などあれこれ聞かれました。
人間ドックなどの結果の書面は持参必要です。

検査前の準備は3日前から

検査の日を決め、別の部屋で看護師さんから事前準備の説明。
まず検査の3日前くらいから、消化の良い食事をこころがけるように言われました。
消化の悪い海藻や、そのまま出て来やすいコーンなどの豆類はNG。
ひじきやおにぎりの海苔もダメだそうで驚き。


検査前日は完全に質素な食事にしなければならず、パンフレットを貰いました。
薬局で検査前のミールキットも販売していると言われましたが、買いませんでした。

とにかく「具なし」です。
私は簡単に食べれるバナナとプリンを買い込みました。
私は土日が休みで、この食事を平日の仕事がある日にするのは厳しいので、土曜日に事前準備、検査は日曜日に受けることに。

前日に3食、上記のような食事をし、夜9時に下剤を服用するように言われました。


錠剤だけでなく、液体の強力そうなのも渡されました。

そして検査の5時間前から飲む下剤がこちら。

このA4ほどの大きさの白い粉が入った袋に、水を2リットル入れて下剤を作り飲むのですが、その飲み方も細かく決まっていて、説明動画を見させられました。

こんなチェックシートまであってびっくり!
具体的な便の写真までw

コップ1杯のモビプレップという下剤を10~15分かけて飲み、それを2杯。
その後にお茶をコップ1杯。
計コップ3杯でこれが1セット。

これだけで結構キツイのに、これを3~6セット繰り返すんだそうです。やばい・・・。
便がほぼ透明になるまで飲むのだそうです。


私の検査時間は午前10:30なので、早朝5:30に下剤スタートということになります。
季節は秋。冷たいものをこんなに大量に飲むのはほんと厳しいです。

自宅でこれをするのは厳しいという人は、クリニックに早く行ってそこでも出来るようですが、それもねぇ。
私は自宅で飲むことを選択し、この日はこのようなキットを持って、家に帰りました。

ちなみに会社の上司は、午後の検査のために午前中会社のデスクでこれを飲んでいましたが、私にはそんな度胸はありません。

検査前の食事

便秘がちの人は特に、検査3日前から消化の良いものにするよう言われたので、海藻や豆類の他、揚げ物も自粛。
朝は食パンとカップスープとバナナ。
昼は家から海苔なしのおにぎりを持参したり、コンビニで塩にぎりを買ったり。
基本おにぎりとスープ類。
夜はうどんなどの消化の良いもの。そしてバナナ。
考えるのが面倒でバナナを食パンで巻いて食べたりもしました笑

前日はストレスのせいか、下剤を飲んでないのにひどい下痢を起こしてしまいました。
既に下痢なのに、追い打ちをかけるように夜9時に下剤を飲んで就寝。
液体タイプの下剤は、カルキ臭強めの水道水のような味でした。
味を感じないようにイッキ飲みしました。
いつ腹痛が来るのか心配でしたが、お腹が痛くて目が覚めたのは深夜2時半。
3~4回トイレに行きました。

下剤3リットルの試練

絶対に寝坊はできないと、アラームを3つかけて5時に起床。
準備しておいた2リットルの水をモビレップの袋に入れ、よく振って中の粉を溶かして下剤を準備。

お茶も用意していよいよスタート。
恐る恐る飲んだモビレップは・・・美味しくない。
ポカリというか、OS1に塩と砂糖を加えて味を濃くしたような。
しょっぱいけど甘いというか、味わっては飲めないやつです。
意識を他に向け、味わわないように飲みました。
こんなんで、全部飲めるのか不安。
寒かったので冷たいお茶が辛くて、レンジでチンして少し温めて飲みました。

モビレップ2杯とお茶1杯の1セットを飲み終わってもトイレに行きたくはならなかったので、自主的にトイレに。「とりあえず行っとく?」てな感じで。
ピーピーではなかったです。

続けて2セット目。コップ3杯飲んでもお腹は痛くならず、トイレにも行かず。
そして3セット目。ついに来ました!トイレとテーブルの往復。
ですが、元々前日から水下痢に近かったので、すぐにチェックシートの写真の終盤の状態になり、5回目のトイレあたりでは、おしっこをおしりからしっちゃったような状態に。
なので、3セットでモビレップを飲むのをやめました。

後で看護師さんに聞いたのですが、下剤のモビプレップは、3セットが終わった頃からトイレに行き始める人が多いそうです。
私は前日から下痢症状だったので、早めに終わったみたいです。

飲んだモビレップはちょうど1リットル。お茶は3杯。
この時点で時刻は7時。
検査まであと3時間半あります。
特にお腹が痛いわけではないけれど、電車の中でもよおしたら困るので、何度かトイレに行き、早めに家を出ました。

検査の始まりから終わりまで

道中困ることもなく、無事にクリニックに着きとりあえず安心。
前の検査が押したとのことで、30分くらい待った後、着替えて点滴。
紙の半そで短パンの上下のを渡され着替え。
上は下着やTシャツの上からでOKですが、下は下着を脱いで直に着用。

Processed with MOLDIV

お尻部分に穴が開いています(一番右の写真)

このスタイルのまま、ゆったりしたリクライニングチェアがカーテンで仕切られているスペースに通され、点滴をされました。
30分くらいでしょうか?この点滴は鎮静剤ではなく、鎮静剤を通す為の生理食塩水のようなものらしいです。

しばらくすると検査をする場所に案内され、左を下にして横になりました。
手術着を着た人が2人。
「鎮静剤入れますねー」と点滴から鎮静剤を投入され、すぐに寝てしまいました。

次に声を掛けられた時には、検査は終わっていて、ポリープを2つ取ったことを告げれられました。
(予め、ポリープが取れるポリープがあったら取ることを選択していました)
痛みはまったくなかったです。
かかった時間はおそらく30~40分だと思われます。

その後またリクライニングチェアの場所に通され休憩。
看護師さんが起こしに来るまで眠っていました。
私服に着替えて待合室へ。

しばらくすると診察室に呼ばれ、先生から説明を受けました。
取った2つのポリープは7~8ミリで、出血するといけないので、小さなクリップで傷口を止めてあるけど、自然に取れて便と一緒に排泄されるから心配ないとのことでした。
ポリープは病理検査に出すので、結果は後日聞きにきてください、と言われておしまい。
その後の出血もありませんでした。

ですが、ポリープを取ったので、その日の食事はスープくらいにするようにとのこと。
ポリープを取らなければ、1時間後くらいには食べられるそうです。
この検査で体重が減るかな、と期待しましたが、減ったのは1.5キロくらい。
ご飯を食べたら元通りです。

ちなみに、ポリープを取ると「日帰り手術」になるので、保険金の請求ができるそうです。

長々と書いてしまいましたが、いかがでしょうか?
少しでも、ドキドキしている方のお役に立てると嬉しいです。

目次

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次